夢は叶うさ
めいろつくったからといて。
そんなことはあとだ。
今回は夢についてのお話。
先日、僕に大きく悪影響を及ぼした小学校の同級生が夢に出てきた。
彼はもうすぐ麻薬中毒で死に至るらしく、ちょうど近所の公園でその状態の彼に会ったことから始まった。
彼の身の上話を聞いた後、僕は彼に手を差し伸べてこう言った。
「そうか、なら余命も少ないことだし、ここいらで仲直りでもするか」と。
すると彼は、
「いや、テメーと仲直りなんて死んでもゴメンだ」。
僕は一言こう言った。
「ああそうかい、俺だってお前と仲直りなんざしたくもないね。ざまあみやがれ、バーカ!」
その後彼が死んだらしいってところで僕は目を覚ました。
夢の中でも、起きた直後でも、僕は彼が死んだかあるいは死ぬことを喜んでいた。
でも。
僕が死んだとき、喜ぶ人はいるのだろうか。
あるいは、悲しむ人はいるのだろうか。
少し気になってしまった、そんな後味の悪い夢だった。