体は暗黒〈ダークマター〉で出来ている

いやぁ、呪いすぎて素直に射精です。

 

 

この冒頭の文章は2018年2月21日に書かれて、今日まで放置されていた。

当時の心理状態から考えると全くもって平常な書き出しだったのだろうが、今にしてみると完全に頭がイカれている。

一体どこをどうしたら「呪い」と「射精」が繋がるのだろうか。

今はもうその謎は分からないけれど、当時のことは鮮明に思い出せるし書き出すこともできる。何故ならこの文章も当時の思考も、そして今この瞬間タイピングを行っているのも、全て「僕」という同一の存在なのだから。

 

当時の僕には、珍しく嫌っている人間がいた。

今となってはなぜ嫌いだしたのかも曖昧だけれど、確か僕を教えていた講師を陰でバカにしていたからだったからとか、そんな感じだったような気がする。

今となっては普通に会話もできるし、むしろ話しやすささえ感じる。

語法は少し違うが「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものである。あるいは「食わず嫌い」ならぬ「話さず嫌い」ともいえる。

時期的に考えると、当時の僕は「嫌っている奴が僕よりいい結果を出したら嫌だ。もしそうだとしたら担任の言っていた『人格者が最後に成功する』なんて幻想だったことになってしまう。そんなことにはさせない、絶対に担任の経験則を証明してみせる」なんて具合に考えていて、その思考の一つの到達点がこの記事の書き出しだった……といったところだろうか。

 

自分が嫌いな人間で、相反する点があったとしても、話してみると面白かったということもある。それとは逆に、趣味が合っていたりしても話してみたら相手の思想に対して埋められないほどの溝を感じることだってあるだろう。

かと思えば、まったく重なることのない人生経験を通して、同じような思考をするようになることもあるわけで。

だから人間は面白くもあるし、面倒でもあるのだろう。